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2006年12月28日 (木)

ロードレース雑感 ~ツール・ド・フランス~

7月になり、
「いよいよ明日からツールが始まる!! また睡眠時間減るなぁ!!」
と思っていた矢先、
ウルリッヒ、バッソをはじめ、多くの選手の出場中止が伝えられました。
プロローグ前日です。
ツールに対するボルテージは一気に下がりまくりです。

オペラシオン・ブエルト事件でした。

最初、「こいつらみんなドーピングやってたのかぁ?」とあきれてましたが、今となっては、どこまでが真実なのかよくわからない状況で、ツール以降に排除された選手達に少し(かなり)同情的になっている私です。

特に可哀想だったのは、アレクサンドル・ヴィノクロフですね。
彼はオペラシオン・ブエルトには関係なかったわけですが、
アスタナのチームメイトが大量に巻き込まれてしまったため、
チーム自体、出場ができなくなってしまいました。
優勝候補の一角だっただけに、悔しかったでしょうね。

そんな混乱の中で始まったツールでしたが、
序盤は、ハスホフト、マキュアン、ボーネンらスプリンター勢の活躍で楽しめてました。が・・、バルベルデが落車骨折でリタイヤ。
注目選手が次々といなくなる不思議なツールでした。

そんな中でも楽しみだったのは、初めて見るラルプ・デュエズ(第15ステージ)。
187KMの全長のうち、二つの超級山岳を越えた後の最後の15KMほどが、平均勾配7.9%のラルプ・デュエズ頂上ゴール。
普通の人は、21個あるカーブのうち最初のカーブに差し掛かるあたりで、足を着くそうです。
実際テレビで見ていると、ラルプ・デュエズに上り始めた途端、選手達の脚質がよく解ります。
飄々と、淡々と登っていく者、もがきながら登っていく者。
それでも170KM走った後に、みんな登り切っちゃうんだから、選手達はやはり超人ですね。

レースは若いクネゴを押さえ、CSCのシュレクが優勝。
控えめなキャラクターが何となく好感持てます。

そうそう、Google Earth でラルプ・デュエズを見てみたら、その勾配の厳しさを目の当たりにすることができます。
(45° 5'21.46"N ,  6° 4'18.74"E あたり)

それから、続く第16ステージの山岳コースは、昨年の山岳王ラスムッセン(ラボバンク)が単独で逃げて優勝。
今年ここまで目立たなかったのは、メンショフのアシストに徹していたからだそうで、爆発するとやっぱりこの人は強いんですね。
ツール・ド・スイスでは、途中でバテていたみたいだけど。
素朴そうなキャラがなんとなく好きです。

そうこうしているうちに、ツールも終盤となり、
結局、フォナックのフロイド・ランディスが総合優勝となりました。
確かに、今年の選手の中では安定して一番強かった。
でも、その後ドーピング検査に引っかかり、ほぼ失格状態。
ケースデパーニュのオスカル・ペレイロが繰り上がりになるようですが、
結論はどうなったのだろう?

ランス・アームストロングの時代が終わって、群雄割拠のツールになると思って楽しみにしていたのが、なんとも後味の悪い結果。
でも、選手の直向きさと、フランスの美しい風景は、やはり見る者を感動させます。

来年は、バッソ、ウルリッヒ、バルベルデ、ヴィノクロフの四つ巴の戦いが見てみたいですね。

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